中国新聞で紹介されました
被爆した作曲家の作品から、被爆者の心情に思いをはせるレクチャー・コンサートが7月9日、広島市の南区民文化センターである。「ヒロシマに関する音楽作品の発掘やデータベース化に取り組む「ヒロシマと音楽」委員会が企画した。
8月6日の平和記念式典で毎年演奏される「祈りの曲第1『哀悼歌』」の作曲で知られる川崎優。市内の親戚宅で被爆した川崎の祈りの曲シリーズから、第5「暁の祈り」と第6「タベの祈り」をフルートとピアノで奏でる。原爆投下当時、広島一中1年だった竹西正志の作品も2曲。動員学徒の遺品を扱ったNHKのドキユメンタリー番組のテーマ曲「哀傷Ⅱ」と、「哀傷Ⅰ」をピアノの独奏で届ける。
広島在住の音楽家が演奏。ピアノをバックに、被爆詩人の橋爪文の詩の朗読もある。
午後6時半開演。2千円(前売り1500円)同委員会のメール(hirongaku @hirongaku.com)から申込む。
(余村泰樹)