シンポジウム「『戦争/暴力』と人間―美術と音楽が伝えるものー」についての詳細は下記の通りです。
【日時】2018年9月1日(土)午後1時30分〜午後5時
【会場】原爆の図 丸木美術館(埼玉県東松山市)
【参加費】500円(美術館入館料別途800円)
【概要】
司会/コメンテーター:柿木伸之
記録映画「原爆の図」上映(1953年、監督:今井正・青山通春、音楽:大木正夫)
登壇者による発表
・岡村幸宣:不可視の「暴力」を可視化する絵画の「暴力性」
・飯田高誉:戦争と芸術―芸術作品は人間存在の不条理を映し出す鏡となれるのか
・加納遥香:大木正夫・交響曲第6番≪ベトナム≫:作曲の試みと作品の多義性
・能登原由美:語らない「ヒロシマ」〜音楽が伝えるもの〜
**休憩**
コメンテーターによるコメントとディスカッション
以上
申し込みは不要です。ぜひご来場ください。
原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)にて、シンポジウム「『戦争/暴力』と人間ー美術と音楽が伝えるもの」が下記の内容で開催されます。
ご興味のある方はぜひお越しください。
記
テーマ:「戦争/暴力」と人間 〜美術と音楽が伝えるもの〜
日時:2018年9月1日(土)13時30分〜17時頃
会場:原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)
登壇者:飯田高誉(スクールデレック芸術社会学研究所所長)
岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
加納遥香(一橋大学大学院博士課程在籍)
能登原由美(「ヒロシマと音楽」委員会委員長)
司会・コメンテーター:柿木伸之(広島市立大学教授)
概要:記録映画「原爆の図」上映(約17分)
登壇者による発表
コメンテーターによるコメントとディスカッション
趣旨:
21世紀に入り、頻発するテロや排他的な国家主義の台頭が新たな戦争の脅威をもたらす一方で、教育格差や貧困の拡大、潜在する差別や不寛容な態度の広がりなど、日常の生活にも様々な形の暴力が広がっています。つまり、私たちは実際の戦火こそ免れているとはいえ、社会の水面下に蔓延する暴力に日々晒されていると言えますが、それに対して私たちは無自覚であることが少なくありません。
こうした、言わば「見えない戦争/暴力」については、芸術がしばしばその存在を露わにしてきました。その一方で、プロパガンダ芸術などに明らかなように、暴力を「見えなく」してきたのも芸術です。このように、芸術には対極的な二面性がありますが、それらを突き詰めると、実は私たち人間の内面に潜む暴力の存在に突き当たるのかもしれません。
このシンポジウムでは、長年にわたり「戦争/暴力」の芸術表現を研究してきた美術と音楽の専門家が集まり、芸術作品を通して「戦争/暴力」と人間について議論します。
参加費:500円(美術館入館料別途800円)
問い合わせ:音筆舎(onpitsusya@yahoo.co.jp)