「ヒロシマと音楽」委員会が企画している「ヒロシマ・音の記憶 Vol.5~生きる~」の取組みが12月5日(金)朝日新聞広島版で紹介されました。
「Xマス音楽礼拝」
67年ぶり再現公演
広島流川教会で13日
1947年12月24日、ラジオで広島市やその周辺で放送されたクリスマス特別番組「クリスマス音楽礼拝」を再現する演奏会を、今月13日に広島流川教会(中区上職町) で開く。
13日の演奏会では前半で、当時放送された番組の進行表に基づいて約15分間の演奏を合唱団と管弦楽団が再現する。後半の部でヘンデルの「メサイア」から抜粋した曲を演奏する。 一
原爆投下の翌年から同教会は、慈善音楽会や他の教会と協力した「市民クリスマス」などを開催し、市民を音楽で勇気づけていた。
47年秋、同教会に米国に住む音楽教師から「メサイア」の楽譜が贈られたのを機に、教会員や師範学校の生徒らが男女混声合唱の聖歌隊を結成。この年のクリスマスイブに賛美歌やヘンデルの「メサイア」の抜粋曲「ハレルヤ」を歌ったものをラジオで生中継した。
当時、同教会の主任牧師だった谷本清さんの家族がヽメサイアの楽譜と番組の進行表を保存していたことを市民団体「ヒロシマと音楽」委員会(082・502・6304)が知り、今回の演奏会を企画した。
演奏会は13日午後6時から。チケットは前売り券(千円)のみでエディオン広島本店で購入できる。