「広島 愛の川」CD発売 6月25日
歌手加藤登紀子が25日、漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんの未発表の詩を曲にしたシングルC D 「広島 愛の川」をリリースする。川から海へと流れる水のように、平和への思いを広げようという中沢さんのメッセージを、オーケストラの演奏に乗せて壮大に歌う。7月27日には、広島市中区での広島交響楽団とのジョイントコンサートで披露する。
作品は、詩に感銘を受けた東京在住の作曲家がメロディーを付け、中沢さんがフアンだった加藤に届けられた。加藤は「シンプルな詩が曲に乗ることで、より深い思いになっている。詩と曲の奇跡の巡り合わせ」と自ら歌うことを熱望。「歌うほど気持ちが高まる」と手応えを感じている。
カップリング曲は「語りヴァージョン」として、加藤が「はだしのゲン」の作品中の言葉を抜き出して再構成。核時代の始まりや今なお続く放射線被害の怖さを切々と訴える。「申沢さんの世界をより強く感じてもらいたかった」。ジャケットは、ゲンのイラストにした。
(2014年6月14日中国新聞より)
加藤登紀子
愛と平和のコンサート
~中沢啓治が遺したうた「広島 愛の川」~
日時 2014年7月27日(日) 14:30開演(14:00開場)
場所 広島文化学園HBGホール(広島市中区加古町3-3)
料金 S席7,500円 A席6,500円 B席5,000円(税込・全席指定)
出演 [出演]加藤登紀子 [指揮]金 聖響 [オーケストラ]広島交響楽団