「交響曲第2番ヒロシマ」60年ぶりに広島で再演される その⑤

「交響曲第2番ヒロシマ」60年ぶりに広島で再演される その5

フィンランドの作曲家エルッキ・アールトネンの交響曲第2番「HIROSHIMA」が2015年11月16日、広島市で60年ぶりに再演されました。
高関健の指揮で広島交響楽団の演奏。この模様を2015年11月17日の中国新聞で紹介されました。

Asltonen chugoku-np 20151117
2015年11月17日の中国新聞記事

フィンランドの作曲家エルッキ・アールトネンの交響曲第2番「HIROSH IMA」が16日、広島市で60年ぶりに響いた。ヒロシマ関連の楽曲収集に取り組む市民グループ「ヒロシマと音楽」委員会が、眠っていた作品を見つけ、同市の被爆70年事業として広島交響楽団による再演が実現。遠く北欧から被爆地に思いをはせた曲に約700人が聞き入った。(余村泰樹)

交響曲はアールトネンが原爆投下4 年後の1 949年に作曲。広島での演奏は、作者に曲を託された指揮者、故朝比奈隆率いる関西交響楽団(現大阪フィルハーモニー交響楽団)が55年、平和記念公園(中区)内にあった市公会堂で日本初演して以来となった。
この日、中区のJMS アステールプラザであった演奏会では、同委員会の能登原由美委員長( 44)が「アールトネンと広島の人々が心を通い合わせた曲。音楽を通じ、ヒロシマや核、未来への思いを共有する場になれば」と呼び掛けた。
その後、広響の元音楽監督・常任指揮者、高関健が指揮し、原爆投下の爆発音や、惨禍を乗り越えていく力強さを表現した音色を響かせた。
演奏会の後半は、被爆40年に團伊玖磨が作曲した交響曲第6番「HIROSHIMA」。ソプラノ並河寿美と横笛の赤尾三千子を迎え、広島の再生や復興を高らかに歌い上げた。中国新聞社などの主催。

2015年11月17日の中国新聞記事
60年ぶり 復興の調べ アールトネンの交響曲第2番 広島で再演

アールトネン 関連記事 も 紹介します。

2015年11月17日の中国新聞記事 亡き父へ思い 次男ら初来日

アールトネンの交響曲第2番は、三原市の市芸術文化センターポポロで、12月6日午後4時から開催される大フィルの特別演奏会でも再演されます。指揮は井上道義。中国新聞備後本社など主催。
ポポロ 電話 0848 (81) 0886。

チラシは下記を参照下さい。
三原特別演奏会のチラシ

なお、能登原由美(本委員会委員長)執筆のアールトネンの《交響曲第二番 Hiroshima》をも、参照下さい。
アールトネンの《交響曲第二番 Hiroshima》

 

ヒロシマと音楽

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