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レクチャー・コンサート 悼〜日本の祈り・ヒロシマへの祈り〜その②

このコンサートは、被爆者によって作曲された音楽作品の上演や被爆詩人の詩の朗読を通して、被爆によってもたらされた心の傷に思いを寄せ、想像することを主旨とするものです。さらに、被爆とは関係はありませんが、死者に思いを馳せながら作られた日本の「レクイエム(鎮魂歌)」も奏でることにより、日本の死生観や心性を感じることも目的としています。曲の前後には解説を交えることにより、「死者への悼み=生き残った者の傷み」を「音」を通じて感じる場となることを目指します。

チラシを作成しました。ご利用ください。

s_hiroshima inori tirasi

なお、このチラシは下記をクリックして印刷が可能です。

レクチャー・コンサート  悼〜日本の祈り・ヒロシマへの祈り〜

 

レクチャー・コンサート 悼〜日本の祈り・ヒロシマへの祈り〜

日時 : 2016年7月9日(土)18時半開演(18時開場)

場所 : 広島市南区民文化センター スタジオ

入場料: 前売り/1500円・当日/2000円

主催 : 「ヒロシマと音楽」委員会

 

前売券( 1500円 )

は  次のプレイガイドに置いています。当日券は2000円。

エディオン広島本店(本館)プレイガイド  Tel 082-247-5111

広島市南区民文化センター            Tel 082-251-4120

お問い合わせは  「ヒロシマと音楽」委員会 HP の hirongaku@hirongaku.com  お問合せ へ

 

レクチャー・コンサート 悼〜日本の祈り・ヒロシマへの祈り〜その①

 企画内容

  本コンサートは、解説を交えたレクチャー・コンサートの形で開催するものである。テーマとして掲げた「悼み」とは被爆者の心の痛みであり、本コンサートでは被爆者によって作曲された音楽作品の上演と、被爆詩人の詩の朗読を通して被爆者の思いを想像することを主旨とする。

 一方で、被爆者の心の傷の根底には、生き残ったことへの負い目も重なり、原爆で亡くなった死者への悼み・祈りの念が強くみられることが多い。さらに、こうした死者への哀悼、弔いの心性は、日本人の死生観に通ずるようであり、こうした心性が日本的な「レクイエム(鎮魂歌)」の表現へとつながっていると思われる。よって、戦争や原爆死者に関わらず、死者に思いを馳せながら作られたさまざまな鎮魂の旋律を奏でることにより、戦後日本人の多くが抱えているであろう「死者への悼み=生き残った者の傷み」を想像する内容構成とする。

 具体的には、次のような内容となる。

 被爆者でもあり作曲家でもある二人の作曲家、竹西正志氏と川崎優氏の作品の上演、また被爆詩人の橋爪文氏が原爆について表した詩集の朗読を中心とする(曲目は下記)。

さらに、亡くなった知人への思いを表した福島和夫氏の作品や、亡き妹への思いを「鳥」に託した吉松隆氏の作品、反戦を題材にした創作活動でも知られる故三善晃氏の作品を詩の朗読と組み合わせることにより、「ヒロシマ」への祈りとともに日本の祈りについて、音楽を通して感じる場を作ることを目指す。

プログラム

吉松隆  『 鳥のいる間奏曲 』、 『 傾いた哀歌 』      (ピアノ独奏

竹西正志 『 哀傷I 』、『 哀傷II 』             (ピアノ独奏)

川崎優  『 祈りの曲第5「暁の祈り」 』           (フルートとピアノ)

     『 祈りの曲第6「夕べの祈り」 』          (フルートとピアノ)

福島和夫 『 レクイエム 』                  (フルート独奏)

橋爪文   詩集『 地に還るもの天に昇るもの 』、『 昆虫になった少年 』  (朗読)

      三善晃、吉松隆、野村茎一による小品                 (ピアノ独奏)

日時 :    2016年7月9日(土)18時半開演(終演20時15分頃) (18時開場)

場所 :    広島市南区民文化センター スタジオ

料金 :    前売り1,500円・当日2,000円

出演者:    桂杏子(ピアノ)、三浦ひろみ(朗読)、山本綾香(フルート)、藤本佳奈美(ピアノ)

企画・構成:  能登原由美

進行・解説:  能登原由美

主催 :    「ヒロシマと音楽」委員会

「ヒロシマ」が鳴り響くとき 能登原由美著の案内 その③

「ヒロシマ」が鳴り響くとき 能登原由美 著 の案内 その 3

「ヒロシマと音楽」委員会委員長の能登原由美さんが、平和を語り継ぐために… 戦後音楽70年の証言 として、「 『ヒロシマ』 が鳴り響くとき 」を 2015年11月25日 春秋社から出版しましたが、2016年5月1日の中国新聞に『 郷土の本 』として紹介されました。

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音楽で探る ヒロシマ像

国内外の音楽作品の中で、ヒロシマはどう表現されてきたか。「ヒロシマと音楽」委員会の委員長、能登原由美さん(京都市) の著書「『ヒロシマ』が鳴り響くとき」は、音楽からみたヒロシマ像の歴史を解き明かす。約20年にわたり関連楽曲の情報収集に携わった労作だ。
被爆から数年間は、合唱曲「ひろしま平和の歌」に代表されるように、広島で発表された作品の大半が平和や復興を主題とした音楽だった。しかし連合国軍総司令部(GHQ) の占領が解かれると、原爆詩や絵画作品と同様に、過酷さを隠さない表現が増えていく。そうした傾向は1954年
の第五福竜丸事件で拍車が掛かったという。
ヒロシマを主題とした初の交響曲を作ったのは、フィンランドのエルッキ・アールトネンとみられる。原爆投下から4年後の49年に交響曲第2番「HIROSHIMA」(ヒロシマ・シンフォニー)を作曲した。ヘルシンキで初演された後、東西冷戦下の東欧諸国で受容された経緯は興味深い。著者はアールトネンの遺族を現地で捜し出し、資料を掘り起こした。
241で、2 376円。 春秋社。                  (上杉智己)

2016年5月1日の中国新聞は下記を参照下さい。

2016年5月1日の中国新聞記事

お問合せは、
春秋社 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-18-6
Tel 03-3255-96112 FAX 03-3253-1384

下記、チラシをご利用下さい。
『ヒロシマ』 が鳴り響くとき

ヒロシマと音楽

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